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自分に合う銘柄がわかる「白岳の地図」ついに完成!“風味”と“香り”のマトリクスを歩きながら、あなただけの1杯を探し当てていただきたい

現在、白岳の本格米焼酎は全部で12銘柄

造りによる個性の違いを楽しんでいただきたく様々なアイテムを展開している一方で、お客様にとってラベル情報だけで味をイメージするのは少し難しいのかもしれないという課題感も持っていました。

今回、そんな現状を踏まえて作りたいと思ったのが「白岳の地図」

“風味”“香り”という本格米焼酎の2大要素を軸にしたマトリクスを通じて、初めて白岳に触れるお客様でも自分にピッタリな1本と巡り合えるロードマップを目指してみました。

具体的には、風味香りの組み合わせで白岳商品を下記4タイプに分類。

白岳のマトリクス

横の風味軸には淡麗・軽快タイプと深味・コクタイプを、縦の香り軸にはおだやかタイプと華やかタイプを設定しました。

このマトリクスを埋めていきながら、白岳の基本銘柄から個性派の一本までくまなく把握できる地図を作っていこうと思います。

スタートは白岳の「原点」から

地図作りは、左上のA「白岳の基本タイプ」からスタート。
お米本来の旨味を活かすことで、すっきりとした風味とおだやかな香りを実現した白岳の原点ともいえるカテゴリーです

ここに位置するのは、当社の代表銘柄白岳しろ白岳になります。

白岳しろ白岳の特長は焼酎特有のクセが少ないにもかかわらず、お米のほのかな甘味がしっかりと感じられる絶妙なバランス。焼酎が初めての方にも自信をもってオススメできる、非常に飲みやすい本格米焼酎です。

また、この2銘柄の長所はどんな料理にも合わせやすいこと。シンプルなお米の旨味が、素材や調理の個性を活かしてくれます。

ちなみに、マトリクスではこんな位置づけ。

造りのコンセプトは近いものの、白岳しろのほうがよりスッキリとした味わいなのでやや左側に位置します。逆に、お米のふくよかさが感じられる白岳は真ん中よりなんですね。

よく聞かれる「白岳しろと白岳の違い」ですが、当社HPの説明をご覧ください。お米の精白度酵母が違います。

割り方もロック・水割り・ハイボール・お湯割りと何でもいけますので、白岳を飲んだことが無い方はまずここからお試しください!

若い世代から人気の“香る米焼酎”

地図作りの2番目は、左下のB「香る吟醸香タイプ」

このカテゴリーは若者を中心に人気が急上昇中。その理由は、この香る米焼酎ハイボールが相性抜群だからなんです!

これまで焼酎といえばロックや水割りといった飲み方がメインでしたが、最近は糖質・プリン体ゼロですっきりと飲みやすい焼酎ハイボールが少しずつ注目を集めています。

その中でも、吟醸香(ぎんじょうか)という和酒特有のフルーティーな香りとハイボールの相性が評判で、吟醸系の焼酎ハイボールを採用するお店も増えているんです。

そんな、白岳が誇る吟醸系の香り高い本格米焼酎がこちら。

まず、当社イチオシの香る米焼酎が真ん中の「白岳KAORU」
その名の通り、香りを全面に打ち出した新世代の本格米焼酎です。

もちろんオススメの飲み方はソーダで割った「KAORUハイボール」
この3つの吟醸系米焼酎の中でも果物のような甘い香りが特長で、女性でも日常的に楽しめるフルーティーな1本となってます。

また、もうひとつの人気が高い吟醸系米焼酎が「銀しろ(吟麗しろ)」
銀しろはKAORUのフルーティーな香りとは対象的に、甘さよりもスッキリとキレのある吟醸香が特徴の1本です。

特に「銀しろハイボール」は熊本の飲食店を中心に年々人気が高まっており、メニューに載るお店もかなり増えてきています。

一番右の秘密のベールに包まれた究極の米焼酎「百」については、あらためて記事を上げていく予定ですのでお楽しみに。

というわけで、吟醸系カテゴリーのマトリクスはこんな感じになります。

キレ味豊富な銀しろが一番左側で、そこから甘い香りと味の深さが両立する白岳KAORU、そして究極の米焼酎「百」へと続きます。

このカテゴリーのキーワードは「香り」「ハイボール」

ぜひ、焼酎ハイボールという新境地をこの香る吟醸香カテゴリーでお試しください!※注意※「百」はストレートがオススメです

“麹”の旨み、それは焼酎の醍醐味

これまで紹介したAとBは一般的な焼酎のイメージからすると、スッキリとして飲みやすい味わいのカテゴリーでした。

一方、今から紹介するC「麹の旨味タイプ」芳醇焼酎らしい味わいが特徴のカテゴリー。まずは、商品群から見ていきましょう。

このカテゴリーは、アイテム数が多いので造りに注目していきます。焼酎らしいコクのある深い味わいを出すために、当社が採用している造りが「全麹仕込み」「熟成」です。

「全麹仕込み」とは

まず取り上げるのは、全麹(ぜんこうじ)仕込み。※麹(こうじ)やもろみについては、こちらの記事をご参考ください。

米焼酎はもろみに麹(こうじ)が多いほど香り成分が増し、芳醇な風味になります。普通、は仕込みの工程で一度しか加えませんが、全ての工程で麹を加える製法を「全麹仕込み」といいます。

この全麹仕込みは手間コストがかかりますが、普通の造りに比べて味に米ならではの甘み深いコクを与えてくれるんです。

この全麹仕込みを採用しているアイテムには

全麹仕込み×米焼酎ブレンドの「肥後  時習館」

本格米焼酎の王道・白岳を全麹仕込みで造った「白岳全麹」

そして、プレミアムな深い味わいが売りの「待宵(まつよい)」など

これぞ本格米焼酎!という米麹の味わいを真正面から楽しめる商品が中心です。麹の甘みを感じるために、まずはロックや水割りでお楽しみください!

「熟成」でまろやかさを

焼酎に深みやコクを出すためのもう1つの製法が熟成。米焼酎は熟成することで、さらなる旨味と上質なまろやかさが生まれます。

上の写真は、熟成用の「甕(かめ)」

そして、この甕で3年熟成した本格米焼酎が「KOMORIUTA」甕貯蔵特有のなめらかで落ち着いた味わいが人気の熟成古酒です。

また、先述した全麹仕込みの米焼酎を10年間熟成して造った「想伝」もオンザロックやカクテルベースが美味しいと定評のある長期貯蔵熟成酒

ここまで見てきた「全麹仕込み」「熟成」という製法を駆使しながら、焼酎らしい米麹の旨味を最大限引き出しているのがこのカテゴリーでした。

このカテゴリーのマトリクスはこんな配置になるでしょうか。

ただ、このカテゴリーはアイテム数も多いので、全麹仕込みと熟成の度合いによって便宜的に並べさせていただきました。

細かい違いは、みなさまの味覚で直接比較していただけると嬉しいです!

独自性が楽しい!ユニーク焼酎たち

さて、白岳の地図もついに最後のD「ユニークタイプ」に到達しました。

このカテゴリーでは、焼酎としての深みやコクを持ちながらも、その独自の香りで他銘柄と一線を画す商品を紹介していきます。

このカテゴリー1つ目は、黄金色が特徴的な「金しろ」
アメリカンホワイト樽、コニャック樽、シェリー樽の3種の樽で熟成させた本格米焼酎と「しろ」をブレンドした1本です。

洋酒のような芳しい香り樽熟成特有のまろやかな口当たりで、スイーツや肉料理など主張が強い食材にも合わせやすいのが特長。飲み方はハイボールもいいですが、樽の香りを楽しむならロックもオススメです。

これまで紹介した本格米焼酎とは種類が全く異なる香りを楽しめるのが金しろの魅力ですので、洋食に合わせたいときは晩酌でチョコレートをおつまみにする時などはぜひ試してほしい銘柄ですね。

そして、このカテゴリーもう1つの銘柄が「HAKUTAKE Limited.」

HAKUTAKE Limited.は熟成期間20年以上の長期熟成酒で、販売価格11,000円(税込)という当社最高級アイテム。販売本数は限定12000本で現在は製造をしていない、現品限りプレミアム商品でもあります。

また、HAKUTAKE Limitedは米焼酎ではなく…

原料にデーツ(なつめやし)を使用していることが特徴。「なつめやしの実」を使うことで、甘く華やかな香りとまろやかでコクのある味わいを両立した逸品なんですね。

わたしも一度だけ飲んだことがありますが、香りの華やかなさと澄んだ中に溢れる味の深さは正に最高級でした。

それを踏まえて考えると、このカテゴリーはこんな位置づけに。

35年以上熟成させたHAKUTAKE Limited深みコクに敬意を表して右側に。やや中央寄りのバランスの取れた位置に金しろを置きたいと思います。

この2つは焼酎のイメージを覆すアイテムなので、プレゼントにもピッタリ。HAKUTAKE Limitedは在庫が無くなり次第販売終了なので、ぜひこの機会にぜひお求めください!

白岳の地図で伝えたかったこと

長い旅路をお付き合い頂きましたが、これにて白岳の地図は完成です。
少しアバウトな面はあるかもしれませんが、これを機に白岳の全体像を把握していただきたかったので、満を持して作ってみました。

そして、今回みなさんに本当に見ていただきたかったのは完成したマトリクスそのものではなく、地図を作るプロセス。その過程を通じて、当社が商品に懸けるこだわり白岳の造りについて少しでも身近に感じていただけていればとても嬉しいです。

この記事で伝えきれなかった造りの細かい部分や商品については今後も記事にしていきますので、応援のほどお願いいたします。

それでは、また来週!

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