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“俳句”で詠む白岳!?人吉出身の俳句大学 学長が白岳しろと白岳KAORUをそれぞれ飲んで一句詠んだら、お酒と俳句が融合した見事な「酔彩句」が爆誕した

みなさま、さっそく問題です。
どちらが白岳しろで、どちらが白岳KAORUでしょう?

正解は左が白岳しろで、右が白岳KAORU

「こんなの一目瞭然だ!」という白岳愛をお持ちの方、さすがです。わたしには、サッパリわかりません…

本格米焼酎は基本的に無色透明。SNSでもハイボールの炭酸を目立たせるなど、少しでも味をイメージしていただけるような工夫をしています。

しかし、文章を生業とするnote担当としてはそんな本格米焼酎の魅力をやはり言葉で伝えたい…。そんな時、ふいにひらめきました。

「そうだ、俳句でいこう!」

五・七・五で森羅万象を表わす俳句であれば、本格米焼酎の感覚的な味の違いを彩り豊かに表現出来るのではないか。そんな期待からお声がけしたのが、人吉市出身で俳句大学の学長を務める永田 満徳先生です。

PROFILE 永田  満徳(ながた  みつのり)
1954年 人吉市生まれ 俳人協会幹事、俳人協会熊本県支部長、俳句大学学長 機関誌「俳句大学」 国際俳句誌「HAIKU」代表 俳誌「火神」編集長 俳誌「秋麗」同人

自らも俳人として作品を作り続けながら、俳句文化の普及に向けて尽力する永田先生。今回白岳しろ白岳KAORUを実際に飲んでいただき、そのインスピレーションを俳句にしたためていただきました!

「俳句大学」ってなんですか?

-本日はよろしくお願いします。まずは、学長を務められている「俳句大学」について教えてください

永田/俳句大学はこのネット時代に一般の方々が広く俳句作りを楽しめるよう、2015年に立ち上げた団体です。キャンパスは東京・北海道・熊本にあって、対面・ネット・SNSを活用した講義や句会を展開しています。

大学という名前通り、一年間で俳句の基礎から応用(句会)まで習得できるカリキュラムを設けて俳句教室を実施しているんです。

お互いの研鑽の場として、インターネットの「俳句大学ネット句会」やFacebook を活用した「写真で一句」「テーマで一句」のような身近で取り組みやすい句会を行っているのも特徴ですね。

機関誌「俳句大学」第7号(2022年)

-俳句大学にはユニークな取り組みがあるとか

永田/まずはネット句会やFacebookの俳句大学投句欄ですね。所属組織に関係なく誰でも俳句を投稿し、詠み人を伏せて審査出来る様にしています。

開始から8年目ですが、参加者はみなさん非常に熱心で、盛況です。

永田/また、俳句大学国際俳句学部と称して海外の方から投稿いただいている「国際俳句」というジャンルもとても人気です。

中国語圏の作品を扱う華文俳句社というグループや外国語圏の作品を扱うHaiku Columnなど、海外の詠み手に日本俳句の伝統的な美しさや様式を楽しく伝えることを目指しています。

永田/あとは、最近のトレンドでいうと「zoom句会」が熱いですよ。2022年から月刊 俳句界という雑誌を刊行する文學の森とコラボして“ネット時代の俳句の可能性を探る”取組みとしてzoomを活用し始めました。

永田/俳句の伝統的な部分は守りながらも新しいテクノロジーやアイデアを取り入れて、今の時代にあった俳句の楽しみ方を提案するのが俳句大学が大事にしている考え方ですね。

-永田先生は、昔から俳句のお仕事をされていたんですか

永田/俳句大学の学長になるまでは、俳句を作りながら熊本で高校教諭をしてました。今は色々なご縁もあって俳句関係の仕事をしていますが、毎日が刺激的で楽しいですよ。

新しいことに取り組むのが大好きなので、今の仕事が合っているのかもしれませんね。今回「俳句×焼酎」という企画のお話をいただいた時も、是非やりたいと思いました。それでは、さっそく詠んでいきましょうか!

本格米焼酎を俳句で詠んでみる

永田/俳句は基本的に情景を詠むので、今日は球磨焼酎を飲んで感じたインスピレーションに故郷・人吉を重ねて詠みたいと思います。

まずは、白岳KAORUで一句

-はじめに、白岳KAORUのハイボールを飲んでみてください!

永田/白岳KAORU…。今回初めててすが、綺麗なパッケージですね。あれこれ考えても仕方ないので、まずは飲んでみましょう。

永田/あぁ、これ美味しいね!

香りがすごく華やかで飲みやすいし、ちょっとイメージに無かった味わいですね。もう一口だけ、いっていいですか。

永田/うんうん。なるほど、なるほど。
ちょっとイメージが湧いてきたので、詠みたくなってきました。

永田/最初は若干不安でしたけど、お酒が入ると意外と筆が進みますね。あと、白岳KAORUは特徴があるので詠みやすいです。

はい。完成しましたので、発表します…。

こちらの一句です!

「悔いのなき わが青春や 朝の霧」

永田/これは、人吉で過ごしていた高校時代を詠んだ句です。僕は高校2年生の頃「なぜ自分は学ぶのか」ということについて人一倍思い悩んで、高校に行かなくなった時期があるんです。

朝、登校時間になると親の目を盗んで学校をサボっては人吉城跡の石段に座って、一日中ぼーっと思いふけっていたんですよ。

でもね。振り返ってみると、あの時のモラトリアムが今の文学活動を作りあげているんだと思います。だから、句の始めは「悔いのなき」から。

永田/そして人吉は朝霧が多くて、自分が座り込んでいた人吉城跡もいつも霧がかっていたので「朝の霧」という言葉で締めました。ちなみに、霧は秋の季語になります。

この白岳KAORUは本当にみずみずしくて香りがいいので、一口飲んだ瞬間に自分の青春時代が呼び起こされたんですね。味わいも香りも若々しいお酒だと思います。「青春」という情感が、まさにピッタリでしょう。

いやあ、本当に美味しかったですよ。

そして、定番の白岳しろで一句

-先生、少しお顔が赤いようですが

永田/いやいや、ようやく調子が出てきました。お酒を飲みながら俳句を詠めるなんて、こんな幸せ無いですよ。

それでは、白岳しろをいただきますね。

永田/うん、やっぱり美味い…。これは、間違いないです。

永田/さっきの白岳KAORUも美味しかったけど、白岳しろもいい。球磨焼酎の故郷・人吉で生まれた自分としては、どこか落ち着く味ですよ。

さっそく句が降りてきたので、詠んでいきましょうか。

永田/うん。うん…。これもなかなか良い句だと思いますよ。

はい…。出来ました。

こちらです!

「改札や たちまちなまる 処暑の駅」

永田/処暑(しょしょ)秋の季語で、夏の暑さが収まり始める時期を指します。まだ暑さの続く初秋の季節、地元の駅に着いて改札口をくぐると、いつの間にか球磨弁へと戻っている帰郷の一幕を句にしました。

たちまちなまるという語感、いいでしょう。改札を抜けたと同時に、自然とふるさとが染み入ってくる感じを滑らかに表現出来たかなと思います。

いつでも帰ってこれる温かな場所として、人吉を想った一句です。

永田/久々に白岳しろを飲んだら、懐かしさのようなものを感じました。

時代が変わって歳を重ねても、変わらずにそこで待ってくれているかのような安心感がこの白岳しろにはありますね。すっきりと飲みやすくて、自然と郷愁が呼び起こされるような淡くて深い味わいだと思います。

しろ、美味いなあ。おかわり貰っていいですか(笑)。

俳句で「焼酎」を詠んでみて

-永田先生、どちらも素晴らしい作品でした

永田/いやあ、お酒を飲みながら俳句は面白かった!これ、いい企画ですよ。お酒のおかげで普段より開き直って、迷いなく俳句が作れました。創作はこれくらいおおらかな方が楽しいですね。

なんというか、お酒の力を借りて自然と冒険できる感じがします。

あ、最後に「しろ」のボトルに何か書くんでしたっけ。
せっかくなので、俳句を書きましょうか。

永田/ボトルに直接書き込んでいけるのは面白い仕掛けだなあ。

うーん、どうしよう…。

あ、こんなのはいかがでしょう。

「余白ある 黒字のラベル 米焼酎」

永田/これは俳句の中でも挨拶句といって、何かを簡単に紹介する際などに詠む俳句です。あの松尾芭蕉も紀行中に好んで詠んだと言われています。これは、お絵かきボトルを紹介する挨拶句ですね。

この句の季語、わかりますか。ずばり「焼酎」です。

焼酎って実は夏の季語で、汗が吹き出るような中で働いた人達が涼をとる飲み物として、焼酎という言葉が入った俳句も多く残っています。俳句と焼酎は元々深い結び付きがあったんですね。いい句でしょ。

-永田先生、本日はありがとうございました!

永田/こちらこそ、美味しいお酒をありがとうございました。

今回のように俳句の魅力を地道に伝えていくことで、今まで俳句に馴染みの無かった方も興味を持ってくれる可能性があるので、こういう楽しい企画は大歓迎ですよ。

今後も新たな企画やイベントを通じて俳句界を盛り上げていくので、またどんどんコラボしていきましょう!

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