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「白岳しろ」は本格米焼酎?球磨焼酎?

さて、白岳しろ2回目のnote投稿ですが、早速クイズです!

焼酎に詳しい方以外には、かなり難しかったのではないでしょうか。
※入社前のわたしなら絶対不正解の問題です。

正解はずばり、Dの「その他」。
白岳しろは「本格米焼酎でもあり球磨焼酎でもある」
というのが正確な答えになります。

なにやら難しそうな感じになってきましたが
いたってシンプルな内容ですので
まず本格焼酎について見ていきましょう!


「本格焼酎」ってなんだ?

焼酎は、大きく分けて単式蒸留焼酎(焼酎乙類)と連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)に分けられます。自然の原料を使い、昔ながらの製法で造られているのが単式蒸留焼酎(焼酎乙類)で、「本格焼酎」と呼ばれ、そのうち沖縄県 特産のものを「泡盛」といいます。

日本酒造組合中央会HPhttps://www.honkakushochu-awamori.jp/about/beginning.html

わたしも入社する前は、本格焼酎の定義がまったくわかっておらず

「さすが本格焼酎、本格的な味がするね」
「本格派が飲むなら、本格焼酎だね」

など、今考えると恥ずかしすぎる発言をしておりました。

日本酒造組合中央会のHPによると本格焼酎の定義は次の二つです。
①  自然の原料を使っていること
②  単式蒸留であること

まず①の「自然の原料」についてですが、この原料については
国税庁で明確に定義されています。

基本的には、穀類または芋類を麹の原料に使っていることが条件ですが、
一部「国税庁長官の指定する物品」が主原料として認められています。

白岳しろの原料である米は「穀物」に該当しますので、原料面での本格焼酎の条件はクリアしています。

米焼酎の原料「米こうじ」

単式蒸留について


そして、本格焼酎における
もう一つの条件が②の「単式蒸留であること」

焼酎の蒸留法には、大きく分けて
単式蒸留連続式蒸留があります。

どちらの蒸留法にも各々の持ち味がありますが、一般的に単式蒸留焼酎は
原料の香り成分が溶け込みやすく、焼酎特有の風味や香りが出やすい製法と
されています。

白岳しろも単式蒸留機(下記写真)を使って蒸留を行っておりますので、
もちろんこの条件もクリアしています。
※蒸留法については、また改めて別の記事で詳しく記載いたします。]

高橋酒造の単式蒸留機

さて、ここまで見ていただいて白岳しろが「本格焼酎」に該当することが
十分にわかって頂けたのではないかと思います!

さて、次は白岳しろが球磨焼酎にも該当するということを説明して
いきたいのですが、分量が多くなってきたので今回はこのあたりで。

次回は「球磨焼酎」の定義について、詳しく説明していきます。