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今年ばかりは鬼もウチに入れてあげた上で、一緒に「白岳しろ」飲んであげませんかというお話

今年もヤツが来ますね、そう「鬼」です。節分です。

生きていくためとはいえ、毎年他人の家に上がり込んでは完全防備した家族から豆をしこたまぶつけられる悲しい稼業。

深夜6畳のアパートに帰宅して「今年もいい仕事したよな、俺」としみじみつぶやきながら、ツノにはさまった落花生や大豆をツマミに「白岳しろ」のお湯割りを流し込み、こたつでいつのまにか朝を迎える。そしてちょっと風邪引く。

いやいや、悲しすぎますって。
これはさすがに「鬼の目にもひとすじの涙」案件でしょ。

最近では、子供たちの中で鬼は滅するものというのが共通認識になってるようですね。昔々あるところからやってきたイヌ、サル、キジを連れた少年に島を占拠されてからというもの「鬼=悪」というイメージが定着しましたが、今年は鬼もウチに入れてあげて白岳しろと恵方巻の「鬼に金棒セット」でぜひ語り合ってみてください。きっとわかりあえると思います。

お酒好きにとってのイベントとは

白岳しろ(ホワイト)クリスマス

「節分には白岳しろ」みたいにしようと思ったんですが、気がついたら鬼の悲哀がテーマとなってました。ちなみに大豆などの豆類には「しろロック」恵方巻には「しろ水割り」が個人的にオススメです。お試しください。

さて、今回は節分でしたが、これからも白岳しろと季節ごとのイベントをどんどん絡めていくつもりでございます。

節分で残った豆にはぜひ「しろロック」を

えっ、「そんな無理やりイベントと絡めても飲まないよ」って?

いやいや、違うんですよ。

日本全国に散らばる酒好きの方々ならご理解いただけるかもしれませんが、酒好きはそもそもイベントがあるからお酒を飲もうなんて悠長な人種じゃございません。

むしろまったく逆で、「お酒を飲むために何かしらのきっかけを日々探してる」猛者たちなんですよ。年季が違います。そんな、しろを飲みたくて日々ウズウズしながらきっかけを探してる熱烈なファンのみなさまの耳元で我々はささやくんです。

「今日はホワイト(しろ)クリスマス。自分へのプレゼントに白岳しろはいかがですか!」

「今日はハロウィン、白岳しろを飲まないとイタズラしちゃうゾ!」

とまあ、こんな具合です。

最近は「若者のお酒離れ」、「飲みニケーションは時代遅れ」なんて声高に叫ばれてるみたいですね。蔵元としてはすこし悲しいことでございます。

でも、世の中にはそんな声を意に介さず、毎日白岳しろを飲んでは、いい加減に「しろ!」と身内に諌めされてる人達もいらっしゃるんです。

そんな毎日白岳しろを応援してくれている人たちに、「今日は年に1回のイベント、今日くらいは一杯やってもいいじゃないですか!」と人吉の中心で叫び続けるのも、我々蔵元の役目の一つかなと思っております。

とはいえ、プロですから

と、ここまでイベントとお酒好きの関係について書いてきましたが、イベントの料理にすすめる自社の本格米焼酎の飲み方は割と自信を持って提案してるんですよね。内心、「結構合うぜ」と思って書いてます。

わたしたちは120年以上本格米焼酎を造っている蔵元なので、もちろん造りかけては正真正銘のプロです。

その上で、自社の米焼酎も365日ほぼ欠かさず飲んでるので、自社商品を味わうということについても結構プロ級だと思ってるんですよね(これはわたしだけかもしれませんが)。こういう話をしていると「研究のために家でも飲むの?」とか聞かれますが、純粋に好きだから家でも飲んでます。

和食、洋食、中華。外飲み、家飲み。様々なシチュエーションで自社焼酎を飲んでいる自分たちのペアリング提案は割といいとこいってるんじゃないかなというのが正直な感覚です。ですので、今後ともイベントの記事に出てくる組み合わせはぜひ試してほしいと思ってます。

そんなこんなで来週はバレンタインのチョコレートに合う飲み方を紹介していきますので、またそちらも見てくださいね。では、また来週水曜日に。