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お酒好きが作る「最強の枝豆」ここに降臨!自社農園を通じて農家や地域の未来を変革しようとする瀬音 幸弘さんの枝豆は、白岳しろと相性抜群と言わざるをえない絶品おつまみだった

「自分で枝豆作っちゃえば、おつまみ代浮くかなと思って(笑)」

こんなお酒本位の動機から、自社農園を立ち上げた人物がいます。

瀬音農園農場長 瀬音 幸弘(せおと ゆきひろ)さん。
平日は種苗メーカーの営業職として農家の方々と向き合いながら、休日や空いた時間を利用して農園を運営する熱血漢です。

PROFILE/瀬音 幸弘(せおと  ゆきひろ)
球磨郡相良村出身。実家近くの自社農園でこだわり枝豆を生産し、全国に届けている。自他共に認める熱烈なロアッソ熊本サポーター

勤務先の宮崎県で生活しながら、週末や祝日になると熊本の実家に帰って農園を管理する瀬音さん。その奮闘ぶりを日々Twitterで発信することで、野菜づくりのリアルな楽しさや厳しさをわかりやすく伝え続けています。

今回、白岳しろや白岳KAORUに合う瀬音農園自慢のおすすめ枝豆を紹介していただきながら、農園を作ったきっかけやこの農園を通じて瀬音さんが追いかけている理想について伺ってきました。


瀬音農園、歩いてみた

-今日は朝早くありがとうございます!まず収穫を見学させてください

瀬音/わかりました。まずは農園を一緒に見ていきましょうか。

うちの農園では枝豆を中心に作ってます。本当は色んな野菜に挑戦してみたいんですけどね。アナグマやシカなんかの野生動物がすぐ食べてしまうんで、今は比較的食べられにくい枝豆に絞ってるんです。

丹精込めた野菜を動物に食べられるのは本当悔しいんで、先日罠の設置に必要な狩猟免許試験に挑戦して無事合格しました(笑)。

瀬音/枝豆は「湯あがり娘」という品種をメインに育ててます。湯あがり娘は風味と香りがとても豊富で、他の品種に比べて甘みが特徴的なまさに枝豆の王道のような品種です。一般的な枝豆のイメージはこっちかな。

瀬音/あと、数は少ないんですけど、実験的に挑戦してるのが「陽恵(ようけい)」という品種ですね。別名“香りえだまめ”ともいわれていて、育てるのは難しいんですけど個性的な味わいでこれもまた美味しいです。

いろんなお酒好きの友人に食べて貰ってますけど、人によって好みが違って面白いです。後から、二つとも紹介しますね。

-おいしい枝豆ってどう選べばいいんですか

瀬音/厳密には区別出来ないんですけど、さやが張っていて、一つのさやにしっかりと三つ実が入っているものが美味しいと思います。三つ入ってるって当たり前みたいですけど、実は選ばれし枝豆なんですね。

瀬音/スーパーなんかには普通に品質の高い野菜が並んでますよね。あれも生産者の方や流通の努力あってのこと。そんな農業の知られていない部分についても、自分の取り組みを通じて発信できればって思ってるんです。

なぜ、農業だったのか

-瀬音さんは、もともと農業をしたいと思っていたんですか

瀬音/全く思ってなかったです。大学の学部も文系ですもん。

ただ、大好きな地元・人吉球磨を自分の手で盛り上げたいとはずっと思ってました。中学の立志式では、県知事になるって公言してましたし(笑)。

就職活動も何かしら地域に貢献できそうな農業や旅行業界を中心に受けてましたね。あと議員秘書をやって政治の勉強もしたりとか。

瀬音/色んなことに取り組んでみた結果、今勤めている種苗メーカーに入社しました。

うちの会社は、枝豆が得意分野なんです。あと、同僚から「自分の家の近くに空いてる畑があるけど、やってみない?」っていわれたこともきっかけになって、少しずつ土いじりを始めてみました。

農家さんに種を提案する時も実際に経験していた方が説得力あると思ったし、なにより自分お酒大好きなんで「上手くいったら、おつまみ代丸々浮くんじゃね!?」っていう動機が大きかった気がします(笑)。

瀬音/ビギナーズラックっていうんですかね。

実際に枝豆を作り出したら、これが意外と上手くいっちゃって。自分の中で「いけるじゃん!」ていう手応えが湧いたこともあり、本格的に農園を作ってみようと思いました。

昨年千葉から宮崎に転勤したんですけど、それを期にここで枝豆づくりを始めました。ここ、昔うちの祖父母がやってた畑なんです。

瀬音/ただ、本格的にやってみるとこれが難しい。さっき話した獣害も含めて、出荷できる量を安定的に収穫するって本当に大変で。

自分でやって初めて農家さんの気持ちもわかりましたし、今まで無茶な提案もしてたんだなって営業として反省した面もありました。でも、作り方や宣伝方法も改良して、少しずつ形にはなってきてるとは思います。

なにより、畑と向き合ってるだけで楽しいですよ。今日はうちの自慢の枝豆を紹介したいと思っているんで、さっそく食べ比べてみましょうか!

瀬音農園の枝豆×白岳のコラボスタート

まずは茹で方から

-枝豆を茹でるコツってあるんですか

瀬音/茹で時間は好みが別れますけど、個人的には茹ですぎないほうが美味しいと思います。枝豆本来の食感を楽しみたいですから。

あとTwitterにも書いたんですが、湯あがり娘は茹でたてが美味しく食べられる一方で、陽恵は一日置いたほうが甘みが際立つんです。同じ枝豆なんですけど、本当に野菜って面白いですよ。

瀬音/下が陽恵で、上が湯あがり娘です。

瀬音/香りが強くて個性派の陽恵には、素材の味を引き立てる白岳しろを。逆に味のバランスが良くてどんな個性的なお酒でも引き立ててくれる湯あがり娘は、白岳KAORUに合わせたいと思います。

湯あがり娘×白岳KAORU

瀬音/まずは、うちの代表品種・湯あがり娘白岳KAORUを合わせます。

湯あがり娘は枝豆としてのバランスが高い品種で、おつまみとしてそのまま食べても美味しいですし、どんな料理に入れても合う万能選手ですね。

僕のいつもの食べ方でいくと、まずKAORUを片手に枝豆を一口…

瀬音/そして口の中に枝豆の風味がある内に、すかさずKAORUをグッと!

瀬音/ふうー。たまらんですね!

KAORUハイボールの個性的な香りを、湯あがり娘が受け止めてくれる感じでめっちゃ合います。湯あがり娘は甘みが強くてTHE・枝豆といったみなさんが慣れ親しんだ味なので、最初はこちらから食べてほしいです。

陽恵(ようけい)×白岳しろ

瀬音/さて、続いては香りが個性的な陽恵と白岳しろです。

陽恵は一日経ったほうが甘みが出るので、昨日のうちに茹でておきました。

食べ比べると大体みなさん湯あがり娘のほうが食べやすいっていうことが多いんですけど、お酒が好きな人の中には絶対陽恵のほうがお酒に合うっていう方もいたりする個性的で面白い品種です。

瀬音/陽恵はみなさんがイメージする枝豆の味というよりも、少し茶豆に近いような香りがありますね。一度この香りにハマると、こればっかり食べてしまうという魅力が陽恵にはある気がします。

瀬音/うん…これも合うなあ!

さっきの湯あがり娘と白岳KAORUは個性的なお酒に枝豆が合わせてくれる感じでしたけど、こちらは陽恵の個性的な味に白岳しろが合わせてくれる感じですね。どっちの組み合わせも、凄くいいですよ。

僕がお酒好きなので、お酒と合う枝豆に育ってくれてると思ってます。産直アウルというサイトからうちの商品は購入できますので、ぜひみなさんにも好きなお酒に合わせて、食べ比べてみてほしいです!

地域の活性化と仲間の存在

-今後、瀬音農園をどうしていきたいですか

瀬音/農業の勉強と美味しいおつまみのためにスタートした農園ですけど、今は人吉球磨を良い方向に変える一つのきっかけになれればと思ってます。

もし僕の農園でしっかりと利益を出すことが出来れば、その取り組みを見た地域の人たちにとっても大きな希望になると思うんですよ。「あいつが出来るなら、自分も出来るんじゃないか!?」っていう風に。

僕は誰かが動き出すのを待つんじゃなく自分で始めたい性格なので、この農園を起点に地元への恩返しをしていきたいです。

瀬音/もう1つは、応援してくれる仲間たちの期待に応えたいですね。

僕は遠征してアウェーの試合を見に行くほどロアッソ熊本が大好きで、もはやライフワークになってます。熊本に帰ってくるのは農園もあるんですけど、ロアッソ熊本の試合に参加するという目的も大きいんです(笑)。

そんなロアッソ熊本のサポーター仲間が、いつもうちの枝豆を親身になって応援してくれてるんですよ。

瀬音/いつもうちの枝豆をTwitterでアップしてくれたり、先日東京で開催された令和2年7月豪雨への寄付を目的にしたイベントに出品したときもロアッソサポーター仲間たちがこぞって買いに来てくれました。

農園は一人で運営していますが、自分一人じゃなくて多くの仲間に支えてもらっているからこそ枝豆が作れていると思ってます。その期待に応えるためにも、これからも美味しい枝豆で返していきたいですよ。

-瀬音さん、本日はありがとうございました!

瀬音/いまの僕は枝豆、ロアッソ熊本、そして球磨焼酎の3つで出来ていると思ってます。これからも球磨焼酎に合う枝豆が作れるように頑張っていくので、これからも美味しいお酒を造ってくださいね。

ぜひ、また農園にも遊びに来てください!

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