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糖質・プリン体ゼロって本当!?正月太りがまだまだ気になるこの時期読んでほしい「蒸留酒」についてまとめてみた

今回のテーマはずばり「蒸留酒」です。まずは、下の画像をご覧下さい。

みなさんが好きなお酒はどこに含まれていましたか?

ちなみに、私たちが造っている本格米焼酎は真ん中の蒸留酒(スピリッツ)、梅酒やリキュールは混成酒という種類のお酒になります。。

製法ごとに説明していくと追加で10投稿くらい必要なので、今回は本格米焼酎が分類される「蒸留酒」に絞って説明していきたいと思います!

「蒸留酒」が出来るまで

かなり手前味噌ですが、蒸留酒(本格米焼酎)が出来るまでの工程は、弊社HPがわかりやすいなと思ったので紹介してみました。

本当は細かい用語もあるのですが、難しい説明は抜きにして要約すると

米焼酎を蒸留するまで

  1. 麹(こうじ)をつくる

  2. 麹に水と酵母を加えて、「一次もろみ」をつくる

  3. 一次もろみに蒸したお米と水を加えて「二次もろみ」をつくる

  4. 二次もろみを蒸留する

という手順になります。ちなみに同じお米を使った日本酒は醸造酒ですが、実はもろみをつくる所までは同じ工程なんですね。

もろみを搾る(圧搾)と日本酒、蒸留すると米焼酎が出来上がります。意外と知らない方が多いので、これを機会に覚えていただけると嬉しいです。

「蒸留酒」の特徴とは

白岳伝承蔵に展示されている蒸留器のモニュメント

米焼酎をはじめとする蒸留酒はもろみを加熱し、沸点の低いアルコールだけを蒸発させて、冷却・液化して製造するお酒です。

そうした製法だからこそ生まれる様々な特徴がありますので、簡単に説明していきます。

蒸留酒の特徴①アルコール度数が高い

よく一般のお客様から「蒸留したての焼酎をその場で飲んでみたい!」というような嬉しいお声をいただきますが、焼酎の場合はちょっと難しいんですよね。

理由は、蒸留酒の高いアルコール度数。

蒸留したての焼酎は、アルコール度数が40度前後あるため不純物を取り除いたり、水を加えたり(加水)、熟成しないと飲むことが出来ません。

アルコールだけを蒸留させて造るからこその特徴なんですよね。

試飲する際はぜひ「白岳伝承蔵試飲コーナー」で!

蒸留酒の特徴②体に嬉しい「糖質・プリン体ゼロ」

本格米焼酎をはじめとする蒸留酒は、アルコールだけを蒸留するので原材料由来の糖質やプリン体が一切含まれておりません。蒸留の過程で自然と取り除かれていくんですね。

「でも、商品にカロリー表示があるじゃないか!」

というお声をいただきそうなところですが、米焼酎に含まれるのは「エンプティ・カロリー」という糖や脂肪に変換されないカロリーなんです。

健康に気を遣っている方にとっても、「糖質・プリン体ゼロ」は蒸留酒の嬉しい特徴の一つだと思いますので、ぜひ一度お試しください。※ただし、飲み過ぎは確実に健康に悪いので、ご注意くださいね。

「本格米焼酎 白岳」の栄養成分表示

蒸留酒の特徴③長い期間楽しめるお酒である

この点については高橋酒造のHP(Q&A)を引用してみましょう。

焼酎やウィスキー等の蒸留酒は、蒸留しているため腐敗などの劣化が起こりにくいことから賞味期限の設定はございません。開封後はお早めにご賞味ください。

高橋酒造株式会社HP Q&A(https://www.hakutake.co.jp/qa/

個人的に蒸留酒の一番好きなポイントなのですが、上記の説明の通り蒸留酒には基本的に「賞味期限」設定がありません。

もちろん、高温な場所で保管するなど過酷な条件下では品質が変わることもありますが、基本的には長期間安定した品質を保つことが可能なお酒なんです。

すぐに飲みきらなければ味が落ちるということもありませんので、じっくりとお酒を楽しみたい方にとっては、蒸留酒はおすすめのお酒になる可能性は高いと思っています。

まだまだ語りたいけれども

さて、今回は「蒸留酒」について簡単に説明してきました。本当はまだまだ細かく説明したいのですが、分量が多くなってきたので次回に譲りたいと思います。

次回は白岳シリーズの骨格ともいえる「減圧蒸留法」について詳しく説明していきます。お楽しみに!