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【明治33年創業】高橋酒造の記事まとめ

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白岳しろを造っている高橋酒造株式会社(1900年創業)の歴史や伝統をまとめたマガジンです
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#焼酎

“お酒の名前”にはストーリーが詰まっている!?自社の銘柄がどんな想いで名付けられたのか掘り下げてみると、意外と深くて面白かった

自社にとっては当たり前だけど、社外の人にとっては面白い。 そんな物語を発信してみたいと身の回りを探していた時に、ふとアリじゃないかと思ったのが自社で造る「お酒の名前」でした。 “お酒の名前なんてどれも似たり寄ったりでしょ”と思うかもしれませんが、そのルーツを丁寧に紐解くとこれが結構奥深い。 実際、中途入社してから自社銘柄に付けられた名前の由来を知るようになって、いつも飲んでいる米焼酎がより一層美味しく感じるようになりました。飲むのと同じくらい語りたいんですよね、お酒好き

白岳しろ、noteはじめました。

はじめまして、白岳しろ公式アカウントです。 わたしたちの正式な会社名は高橋酒造株式会社。 熊本県の人吉・球磨地方で120年以上もの間、 本格米焼酎を造り続けている蔵元です。 本社工場は熊本県人吉市、蒸留所は球磨郡多良木町に位置しており熊本市 からは南に車で約2時間。 大きく揺れる稲穂に囲まれた環境で、人吉盆地が生み出す豊かな水と米の恵みに感謝をしながら、米焼酎やリキュールを中心に製造しています。 そして高橋酒造会社といえば、アカウント名にもなっている「白岳しろ」。当社

【白岳しろの楽しみ方3選】4月6日は「しろの日」なので、蔵元だけが知っている楽しみ方を全部出しちゃう記事

サムネイルとタイトルだけで「しろ」という文字の登場回数は既に15回。 自分で書いておきながらなんですが、ゲシュタルト崩壊を起こしている読者の方もいらっしゃるのではないかと少し心配になってきました。 でも、今回だけは許していただきたい…。 なんといっても、本日4月6日は白岳しろにとって年に1度のおめでたい記念日、「しろの日」なのですから!! 「しろの日」ってなんですか?「4と6で、“しろ(46)”って読めちゃうよね?」 という、先人たちの非常にシンプルな着想から生まれ

リアル白岳二刀流時代を経て、現在の白岳の形を造りあげた「減圧蒸留法」というイノベーションと造り手のお話

現在メジャーリーグで大活躍中の野球選手といえば大谷翔平選手。大谷選手の代名詞リアル二刀流は2021年の新語・流行語大賞にも選ばれましたね。 さて、その昔「白岳」にも二刀流時代があったことをご存知でしょうか。 1975年から1979年までの約4年間は「常圧蒸留法」と「減圧蒸留法」という2つの蒸留方式で並行して製造していたリアル白岳二刀流時代なのです。 現在当社で製造している本格米焼酎は全て減圧蒸留法で製造されていますが、今回はこの「減圧蒸留法」というイノベーションと当時の