- 運営しているクリエイター
#ふるさとを語ろう
世界最大の柑橘でおいしさの輪をつなぐ「やつしろサニーサイドファーム」。夫婦で届ける土地の恵みには、地元・八代への熱い想いが込められていた
熊本には、その大きさでギネス世界記録にも認定された果物があります。 それが世界最大の柑橘類として知られる「晩白柚(ばんぺいゆ)」。 マレー半島を原産とする晩白柚は昭和初期に日本へと伝わり、その生育条件にフィットした熊本県八代(やつしろ)市の特産品としてこの地で長く生産されてきました。 そして今、地域を巻き込みながらこの晩白柚をはじめとした八代の恵みを全国へと発信しようとする熱い夫婦がいます。 やつしろサニーサイドファームの桑原 健太さんと茜さん。 晩白柚づくりに取
全国から年間4万人が訪れる人吉のみそ・しょうゆ蔵「釜田醸造所」。積み重ねた歴史が水害で流れた時、再び芽生えた“本物”への覚悟とは
約3万人ー この数字は当社が本社を構える熊本県人吉市の人口ですが、こんな九州の小都市にありながら最盛期には年間4万人もの来場者が訪れていた驚くべき観光蔵があります。 釜田醸造所「みそ・しょうゆ蔵」 清流・球磨川の水にこだわり、大豆と小麦、塩だけを熟成させて造る「自家製天然もろみ」を人吉で唯一採用する釜田醸造所。 創業から100年近い歴史を有し、マルカマ醤油やさがら生みそといったブランドで長きに渡ってお客様の舌を唸らせてきました。 そして、観光蔵がこれほど人気となった
ジビエに学ぶ「地域の力」。40年以上狩猟肉で地元を盛り上げる村上精肉店が頑なに守ってきた町の食文化といま踏み出した未来への一歩とは
野山を自由に駆けまわる、イノシシやシカなどの野生動物たち。 近年こうした野生鳥獣が田畑や民家を荒らす獣害が深刻化しており、全国の自治体がその対応と真剣に向き合い始めています。 そして今、その解決策として大きく期待されているのがジビエ料理です。 ヨーロッパでは貴族の伝統料理として親しまれてきたジビエ(狩猟肉)。 実は私たちが蒸留所を構える多良木町にも昔から獣肉を食する文化があり、“骨かじり”などの郷土料理を通じて山の恵みを享受してきました。 獣とのギリギリの駆け引きに