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【随時更新】個人的に気に入っている記事10選

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これまで白岳しろnote全ての記事を一人で書いてきた「中の人」が選ぶおすすめの記事を10個ピックアップしました。
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#ご当地グルメ

なぜ熊本では「米焼酎」が飲まれるようになったのか?その秘密を人吉球磨の地理と歴史の両面から紐解いてみる

いまさらですが、熊本で焼酎といえばもちろん米焼酎です。 下のグラフは国税庁の資料をもとに作ったもので、九州各県の焼酎売上実績を原料別にまとめました。※注意※消費量ではありません このデータを見ると、全国的に焼酎の生産量が多い九州の中でも、熊本がいかに突出して米焼酎を造っているのかよくわかりますね。 さて…ここからが今日の本題です。 同じ九州という土地で焼酎を造っているにもかかわらず、なぜ熊本だけこんなにも米焼酎の割合が大きいのでしょうか。 熊本が誇る米焼酎のほとんど

なぜ今「ウイスキー」なのか?明治時代から米焼酎を造り続けた蔵元が、新たな酒造りに挑戦する意義を3つの視点から紐解いていく

高橋酒造は、これからウイスキー造りに挑戦していきます。 この新事業は熊本県が展開する「くまもとアートポリスプロジェクト」の一環で、熊本県・人吉市・高橋酒造が三位一体となってウイスキー蒸留所と地域交流施設を立ち上げる取り組みが2023年から発進しました。 そして、このウイスキー造りの舞台となるのが熊本県人吉市田野町です。 当社人吉本社から、車で40分ほど南に下った県境に位置する田野町。 この日、町を一望できる美晴山(みはるやま)では毎年恒例の野焼きが行われ、田野高原がゆ