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WEBマガジン「and SHIRO」まとめ

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白岳しろが日本の上質を再発見するWEBマガジン「and SHIRO」の記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

日本発のクラフトコーラ「伊良コーラ(いよしコーラ)」が踏み出した、世界市場への挑戦。その命運を握るのは造り手の全てを込めた一本の缶だった/and SHIRO#8

いつの時代も、壮大な物語は誰かの夢から始まります。 東京・下落合の川沿いに佇む遊歩道、通称「コーラ小道」。 爽やかな風が木立を吹き抜け、柔らかな空気があたりを包むその一画に、世界初のクラフトコーラ専門メーカー・専門店「伊良コーラ(いよしコーラ)」はあります。 「コカ・ペプシ・イヨシ」 世界的なビックネームが双璧をなすこの業界において、あえて日本の看板を背負ったクラフトコーラで勝負をしたい。 そんな途方もない野望を追いかけながら、目の前の一歩を着実に積み重ねてきた挑戦

YOASOBI「ハルジオン」の原作を手掛けた人吉球磨出身の小説家・橋爪 駿輝。何気ない日常に“物語”を見出し続ける、創作との向き合い方/and SHIRO#7

「昔から、物語が好きなんです。」 柔らかな表情と語り口、そして身に纏った独特の空気感。 熊本の人吉球磨で生まれ育ち、執筆を通じて自らと葛藤しながらその道を切り拓いてきた新進気鋭の小説家が橋爪 駿輝さんです。 高校時代から本格的に小説を書き始めた、橋爪さん。 大学入学を期に上京してからも創作の手を緩めることは無く、テレビ局入社後はプロデューサーとしてドラマ作りに情熱を注ぎながら、自らの琴線に触れた社会や若者たちの群像を小説にしてきました。 動画再生回数1億回に迫るYO

東京・六本木「la Brianza」。土地の恵みと人の出逢いを料理でつなぐ奥野 義幸シェフが魅せた、イタリアンと米焼酎のペアリング/and SHIRO#6

何か嬉しいことがあると、自然と足が向いてしまう。 そんな人々の心踊るひとときを彩り続けてきた空間が、六本木ヒルズを通り抜けた閑静な住宅街の一角にあります。 東京 六本木 la Brianza(ラ・ブリアンツァ) 郷土の農作物やイタリア地方料理の豊かさを守りながら、そこに新たな価値観を投影することで食べる人の五感を震わせてきた、日本を代表するイタリアンレストランの一つです。 地中海のターコイズブルーと砂浜のホワイトを基調にした店内。 その格調高き装いとは対照的に、

東京・檜原村「HINOKO TOKYO」。そこは舞い散る火の粉に夜空が紛れて、星の香りが立ち込める場所/and SHIRO#5

「今日は雲ひとつ無い晴天になりそうです」 そんな予報に背中を押されて。私はここへ、星に逢いにきた。 東京・檜原村「HINOKO TOKYO」 都心から車でわずか1時間半のところにある、森の小さなキャンプサイト。 ここでは季節が巡るたびに草木が色鮮やかにその表情を変えて、東京の里山にせっせと四季を運んでいる。 この日。もうすっかり開いた梅の花は、春の粧いで私を迎えてくれた。 今日は、ここで夜を越す。 久々に押し入れから引っ張り出したテントを広げて、星たちと静かに過

東京 高円寺「小杉湯」。日常に小さな幸せを添える昔ながらの銭湯が、形を変えながらもこの場所にあり続ける意味/and SHIRO#4

ゆったりとしたスウェットがやけに馴染む街、東京・高円寺。 昔ながらの人情あふれる商店街から、尖りに尖ったサブカルチャーまで。 あらゆる文化を受け入れながら独自の進化を遂げるこの街の中心に、ここ高円寺で90年近く愛されてきた銭湯・小杉湯はあります。 目まぐるしく移り変わる時代の中にあっても、まるで御神木のようにこの場所にあり続け、街と人を見守ってきた小杉湯。 小杉湯を求め、この街へと越して来たひと この場所に救われたと感じてくれたひと 今日も決まった時間に、暖簾を潜

「いい米、いい水、いい人で」。白岳の本格米焼酎に込められた造り手のこだわりを探すべく、人吉球磨の蒸留所を訪ねた/and SHIRO#3

日本が誇る上質の魅力を再発見するWEBマガジン「and SHIRO」。 第3回は白岳しろを造る人吉球磨の蒸留所に足を踏み入れ、そこに息づく職人たちの姿や上質の本格米焼酎が生みだされる瞬間に触れていきます。 「いい米、いい水、いい人で」120年以上本格米焼酎を造り続けてきた蔵元として、大切にしてきたこだわりがあります。それが「いい米、いい水、いい人で」という造りの哲学。 いい素材をつかって、いい人が仕込んでいく 本格米焼酎は米と水というシンプルな原料で造られるからこそ

ハイブリッドバーテンダー深水 稔大が「米焼酎カクテル」で魅せる自由な遊び心、そして故郷・熊本への遥かなる想い/and SHIRO#2

前回スタートした新企画「and SHIRO」。 日本が誇る逸品や人々の魅力を再発見していくWEBマガジンとして、初回は銀座の老舗和菓子店 空也と本格米焼酎のペアリングをお届けしました。 そして、第2回となる今回訪れたのも日本最大の商業地 東京・銀座。 日本のBAR文化を牽引してきたこの地に、2022年オープンしたオーセンティック・ミクソロジーバー「Bar LIBRE GINZA」が今宵の舞台です。 都会の喧騒を思わせない熱帯植物や時おり夜空を掠める流れ星。 「

明治17年創業の和菓子店 銀座「空也」が手掛ける極上の餡子(あんこ)と本格米焼酎の出逢いを求めて/WEBマガジン「and SHIRO」#1

今回から始まる、新企画「and SHIRO」。 ジャンルにかかわらず、日本で“上質”と称されるブランドの一端に触れながら、その魅力を再発見していくWEBマガジンです。 プレスリリース 「and SHIRO」最大の特徴は、その発信スタイル。 Instagramとnoteという性質の異なる2つのSNSを連動させることで、写真や動画といったクリエイティブの視覚的な訴求力とテキストのもつ物語性を組み合わせたハイブリッド型の発信を目指しています。 「and SHIRO」/In