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【人気記事】スキが100件以上の記事まとめ

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白岳しろnoteの中でも「スキ」を100以上の好評だった記事を厳選しました。
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#ご当地グルメ

清流・球磨川の名水にこだわる人吉冷蔵の氷といざ焼酎ロックの極みへ。48時間かけて凍らせるその澄んだ氷に老舗が込めた願いとは

うだるような暑さの中、キリッと冷えたグラスで一杯…。 滑らかな氷の感触と爽やかな喉越しがたまらない「オン・ザ・ロック」は、夏の定番として昔から親しまれてきた焼酎の割り方です。 そんなお酒と氷だけで勝負する焼酎の王道だからこそ、私たちの白岳しろでいつかは“究極のロック”をつくってみたい…。 今回こうした積年の想いを実現するために訪ねたのが、人吉球磨で100年近く良質な純氷を製造し続けてきたこちらの会社です。 地元を代表する老舗製氷メーカー・人吉冷蔵株式会社。 1927

なぜ今「ウイスキー」なのか?明治時代から米焼酎を造り続けた蔵元が、新たな酒造りに挑戦する意義を3つの視点から紐解いていく

高橋酒造は、これからウイスキー造りに挑戦していきます。 この新事業は熊本県が展開する「くまもとアートポリスプロジェクト」の一環で、熊本県・人吉市・高橋酒造が三位一体となってウイスキー蒸留所と地域交流施設を立ち上げる取り組みが2023年から発進しました。 そして、このウイスキー造りの舞台となるのが熊本県人吉市田野町です。 当社人吉本社から、車で40分ほど南に下った県境に位置する田野町。 この日、町を一望できる美晴山(みはるやま)では毎年恒例の野焼きが行われ、田野高原がゆ

地域で700年受け継がれてきた「食のバトン」を次世代につなぐ本田 節の挑戦。温かい食卓から浮かび上がる豊かな未来のあり方とは

生成AI、DX(デジタルトランスフォーメーション)、メタバース いま世界中でこうした先端技術が爆発的な進化を遂げ、生産性の向上や社会課題の解決という側面から変革を起こし始めています。 そんな中、変化や効率を重んじる現代の潮流とは対照的なアプローチで豊かな未来の実現を見据えてきた女性が今回の主人公です。 その人物こそ、私たちの故郷・人吉球磨が誇る食の伝道師 本田  節さん。 「命の食事プログラム」という郷土料理の伝承や研修の開催、地域づくり拠点の創出、農泊を通じたグリー

“いい肉の日”はキジを焼き、記事を書く!人吉の名店「きじや」で脂が乗ったキジ肉としろを合わせた瞬間、煙の向こうに楽園が現れた

みなさま、本日11月29日は「いい肉の日」でございます。 日本中が美味しいお肉の話題であふれる年に一度の記念日。せっかく記事を書くなら、私たちも地元・人吉球磨が誇る自慢の肉料理を紹介したい…。 そんなわけで、今回満を持してやってきたのがこちらです。 きじ料理専門店、ずばりその名も「きじや」さん! 人吉駅から車で20分程の木地屋(きじや)町に昔からあるお店で、近くを通るたびレトロな看板を横目に見ては“キジってどんな味がするんだろう”と前から気になっていました。 これま

なぜ熊本では「米焼酎」が飲まれるようになったのか?その秘密を人吉球磨の地理と歴史の両面から紐解いてみる

いまさらですが、熊本で焼酎といえばもちろん米焼酎です。 下のグラフは国税庁の資料をもとに作ったもので、九州各県の焼酎売上実績を原料別にまとめました。※注意※消費量ではありません このデータを見ると、全国的に焼酎の生産量が多い九州の中でも、熊本がいかに突出して米焼酎を造っているのかよくわかりますね。 さて…ここからが今日の本題です。 同じ九州という土地で焼酎を造っているにもかかわらず、なぜ熊本だけこんなにも米焼酎の割合が大きいのでしょうか。 熊本が誇る米焼酎のほとんど

3年ぶりに営業再開を果たした甲佐町 やな場の絶品鮎を肴に、涼を取りながら白岳しろで一杯やるのがこれまた最高な大人の遊びだった!

鮎(あゆ)とは無縁の人生を送ってきました。 朝の情報番組で京都特集とかを横目で見ては「へー、鮎って美味いんだろうなー」なんて思いながらカップ麺をすすってきた学生時代。自分にとってayuは聴くものであって、味わう対象ではなかったんですね。 そんな鮎と縁遠かったわたしが、ある朝こんな記事を見つけます。 熊本県・甲佐町で江戸時代から続く伝統施設「やな場(ば)」。 新鮮な鮎が味わえる名所として地元でも長年愛されてきたスポットで、毎年やな場の鮎を楽しみに県内外から多くのお客さん