マガジンのカバー画像

【明治33年創業】高橋酒造の記事まとめ

9
白岳しろを造っている高橋酒造株式会社(1900年創業)の歴史や伝統をまとめたマガジンです
運営しているクリエイター

#人吉球磨

あの日、縁側で眺めた風景から生まれた自社ブランドの精神。球磨焼酎の常識を覆した白岳の挑戦はあるひとつの山から始まった

時代を超えて愛されてきたブランドには、数多くの物語が潜んでいます。 私たちの主要銘柄「白岳(はくたけ)」もそんな長い歴史をもつブランド。1960年(昭和36年)の誕生以来、造り手の想いと飲む人たちの笑顔をつなぐことで本格米焼酎の王道を目指してきました。 そして今回紹介するのが、この白岳が生まれた瞬間のストーリーです。 当時、一人の造り手がある山を眺めていた時に降りてきた白岳という名前のアイデアと米焼酎が目指すべき未来像は、それまでの球磨焼酎の常識を一変するイノベーション

白岳しろ、noteはじめました。

はじめまして、白岳しろ公式アカウントです。 わたしたちの正式な会社名は高橋酒造株式会社。 熊本県の人吉・球磨地方で120年以上もの間、 本格米焼酎を造り続けている蔵元です。 本社工場は熊本県人吉市、蒸留所は球磨郡多良木町に位置しており熊本市 からは南に車で約2時間。 大きく揺れる稲穂に囲まれた環境で、人吉盆地が生み出す豊かな水と米の恵みに感謝をしながら、米焼酎やリキュールを中心に製造しています。 そして高橋酒造会社といえば、アカウント名にもなっている「白岳しろ」。当社

リアル白岳二刀流時代を経て、現在の白岳の形を造りあげた「減圧蒸留法」というイノベーションと造り手のお話

現在メジャーリーグで大活躍中の野球選手といえば大谷翔平選手。大谷選手の代名詞リアル二刀流は2021年の新語・流行語大賞にも選ばれましたね。 さて、その昔「白岳」にも二刀流時代があったことをご存知でしょうか。 1975年から1979年までの約4年間は「常圧蒸留法」と「減圧蒸留法」という2つの蒸留方式で並行して製造していたリアル白岳二刀流時代なのです。 現在当社で製造している本格米焼酎は全て減圧蒸留法で製造されていますが、今回はこの「減圧蒸留法」というイノベーションと当時の

120年を超える歴史の中で、白岳が貫いてきた「文化創造型」の酒づくり。それは商品や市場の先にある飲み手の笑顔に少しだけ先回りする未来づくり

本日は、来たる11月2日。 世間的には何の変哲もない日付かもしれませんが、本格米焼酎を造る当社にとっては大切な記念日に囲まれた一日です。 まず一つ目の記念日が、昨日11月1日の「本格焼酎・泡盛の日」 1987年に日本酒造組合中央会が制定した本格焼酎と泡盛を広くアピールするための記念日で、今年は日本経済新聞朝刊 別刷第二部の特集に漫画家 ウオズミアミさん描き下ろしのイラスト広告を掲載させていただきました。 そして、もう1つの大切な記念日が明日11月3日の「文化の日」です

「いい米、いい水、いい人で」。白岳の本格米焼酎に込められた造り手のこだわりを探すべく、人吉球磨の蒸留所を訪ねた/and SHIRO#3

日本が誇る上質の魅力を再発見するWEBマガジン「and  SHIRO」。 第3回は白岳しろを造る人吉球磨の蒸留所に足を踏み入れ、そこに息づく職人たちの姿や上質の本格米焼酎が生みだされる瞬間に触れていきます。 「いい米、いい水、いい人で」120年以上本格米焼酎を造り続けてきた蔵元として、大切にしてきたこだわりがあります。それが「いい米、いい水、いい人で」という造りの哲学。 いい素材をつかって、いい人が仕込んでいく 本格米焼酎は米と水というシンプルな原料で造られるからこそ