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白岳しろnote「目次ページ」の制作秘話を大公開!一人でも多くの人に記事を届けるためのサイトコンセプトを真剣に考えてみた

このたび、白岳しろnoteもいよいよ目次ページを作成します。

その理由は毎週1回の投稿を休まず続けてきた中で、当社アカウントの状況が下記のように変化してきたからです。

白岳しろnoteの現状

①記事がとても増えてきた

今回の投稿で当社noteの記事総数は94件

ホーム画面上部の比較的新しい記事は目に入っても、過去投稿した記事が見つけにくいことには少し前から課題感を抱いていました。

ちなみに上の写真がスマホで見た場合のホーム画面。自分ならよほど興味がない限り、一番下までスクロールして過去記事は見ないと思います。

これからも記事はどんどん増え続けていくので、このタイミングでしっかりと検索の仕組みを設計をする必要があると考えました。

②ページへのアクセスも増えてきた

また、ありがたいことに今年に入ってからクリエイターページ(ホーム画面)への流入も急激に増加しています。

2023年の始めは1日に200件を超えることが無かったアクセスも、最近では500件以上の数値を記録する日が出てきました。

自社noteを一つの施設に例えるなら、クリエイターページは総合案内所

多くの方々にご来訪いただいている今だからこそ、記事への導線を整備して気持ちよく白岳しろnoteの世界を楽しんで貰いたいと思います。

③「外の世界」から訪ねて来ている

そして、最後が訪問いただいている方々の属性です。

改めて自社noteの流入元をチェックすると、その半数以上がGoogleSmartNewsからのアクセスということが判明しました。

白岳しろnote流入元(2023年1月~9月13日)

つまり自社SNSやnote経由ではなく、自然検索やニュースフィードで見かけた人々が当社ページに多くアクセスしているということ。

こうした元々当社や米焼酎への興味が少なかった方々に対しても、自社の魅力をPR出来るような目次ページを作る必要があります。

ターゲットとコンセプトを決める

以上のように自社noteの現状を振り返った上で、これから作る目次ページのターゲットとして設定したのがこんな人物像です。

一見(いちげん)さんとは常連ではなく初めてお店を訪れるお客さんの事。今回はお酒のメーカーらしく、自社noteのメイン来訪者を飲食店様風にカテゴライズしてみました。

そして、このターゲットに合わせたコンセプトがこちらになります。

その名もずばり、白岳しろnoteのお品書き

“〇〇の歩き方”といったタイトルが多い目次ページですが、当社noteでは「どんな料理やお酒があるんだろう?」と胸踊らせながら手に取るお品書きというアイテムをそのコンセプトに据えました。

また、目次ページを作る上では下記3要素を意識していきます。

体系的である
そのページから全ての記事にアクセスすることができる
②人間的である
検索する人が本当に知りたいことをベースに検索できる
③検索性が高い
自分が読みたい記事に瞬時にリーチできる

目指したいのは、ふらっと入店した一見のお客さんがわかりやすいお品書きを見てすぐさま自分の食べたい物を注文できる世界観。

こんな理想の状態を実現するべく、やるべきことを一つずつクリアしながら目次ページを整備していくことにしました。

「マガジン」を仕込んでいく

今回の目次ページには記事を一切貼り付けず、マガジンだけで構成します。

理由としては初来店の一見さんにとって、多くの記事から自分の読みたいものを探し当てるのはかなり大変だと考えたからです。

その点マガジンだと本格米焼酎についての記事スキが多かった記事といったテーマ別に検索ができるので、その人の興味や関心とピッタリ結びついた記事を探しやすいんですね。

とはいえ、網羅性の観点で見ると今のマガジンでは数が完全に不足気味。算定すると、全記事を反映させるには最低でも25個のマガジンを用意する必要があるとわかりました。

エクセルで作った青写真

さあ、ここからが本当に大変な作業のスタートです。

下の画像はマガジンの入力画面ですが、①画像 ②タイトル ③説明文を25個全てに入力していきます。

そしてこの入力作業がなんとか完了すると、次は過去記事を一つひとつ確認した上でのマガジン仕分け作業が始まるんです。

90以上ある記事を丁寧に振り返りながら、該当する全てのマガジンに追加していくという非常に地味で過酷なこの作業。

気がついた時には、この入力と仕分け作業で丸2日経過していました。
※特に25種類のサムネイルを作るのが超絶大変でした…。

ただ作業自体は膨大でしたが、マガジンに分類したことによって大きなメリットもありました。それは検索の視点が一気に増えたことです。

例えば、このしろトマとピザを合わせた記事。

記事単体を見てもピザを焼いてカクテルを飲んだという光景しか見えてきませんが、実際マガジンに割り振ってみると、この記事だけでも実に多くの切り口があることに気がついたのです。

上の図を見ると、ある人はグルメ企画またある人はデルモンテとのコラボレーションという視点でこの記事を捉えていることがわかります。

このように一つの記事を複数のマガジンに紐付けたことで、様々な切り口から記事に辿り着ける豊富な導線が生まれ、幅広い視点を持つ来訪者のニーズにも応えられるようになりました。

というわけで、この25個のマガジンは漏れはNGでもダブりは大歓迎というスタンスで運営しており、記事の中には5~6個のマガジンが紐付けられているものも珍しく有りません。

「この記事はこういう人に読んでほしい!」という提案要素はもちろん大事ですが、当社目次ページでは違う切り口からでもなぜか同じ記事に辿り着けてしまうような回遊性の高さ偶然の出会いを大切にしました。

このような一つの記事に多くの意味合いを結びつけるスタイルにこそ、noteマガジンを使う利点が詰まっていると考えたのです。

「目次」が検索性を左右する

これから先程作ったマガジンをページに実装していきますが、ここでこだわりたいのがnoteの目次機能です。

タイトルをクリックすればお目当ての場所まで飛べる便利な機能なので、この目次画面で検索を完結できるようにアレンジしてみました。

ここからは目次作りで意識したポイントを簡単に説明していきます。

①大見出しでジャンルを整理

まず、大見出しには「読者が選ぶ人気記事」や「本格米焼酎と白岳ブランド」といったジャンルを記載して、読者が見た時にどんな種類のマガジンがあるのかを一目でわかるようなデザインにしています。

②小見出しは「キーワード」重視!

次にクリックするとマガジンに飛ぶ小見出しの設定ですが、マガジンタイトルをそのまま見出しにするのではなく【キーワード】を先頭に置くことによって、どんな種類の記事なのかを直感的にわかるようにしました。

③誰に向けたマガジンか明記する

最後は遷移後の画面ですが、ここでも単にリンクを貼るだけでなくどういった方への記事が集まったマガジンかを明記することで、事前のミスマッチを避け検索性が向上することに注力しました。

ついに「お品書き」が完成!

ということで、このたび念願だった目次ページ「白岳しろnoteのお品書き」がついに完成!今まで投稿してきた記事を様々な角度からマガジン化している力作でございますので、ぜひ一度ご訪問ください。

そして、こちらは目次ページを作る上で意識した内容の再掲です。

今回noteの代表的な機能であるマガジンと目次機能を駆使することで、上記3つのポイントは当社なりにクリアできたのではないかと思っています。

ただこの方法がベストというわけではなく、 記事の貼り付け方や魅せ方によりバリエーション豊かになるのが目次ページの面白さですので、みなさまも色々な方法を試してみてくださいね。

なぜ今、目次ページを作ったのか?

さて、最後は「なぜ今このタイミングで目次ページを作ろうと思ったのか」についてお伝えしたいと思います。

冒頭でも説明した通り、白岳しろnoteは週1回の投稿。そのため毎週記事が積み重なっていき、書き手も常に次の記事にむけて新しい情報や物語をキャッチすることで頭がいっぱいになっています。

そんなある日、一年ほど前に書いた記事を読み返していると「あれ?こんな事書いたっけ」と記事の内容自体を忘れていたことがありました。

全ての物語を自らの手で拾い上げて、日本中の人に届けたい。

そんな自分なりの想いを持って取り組み始めた自社noteでしたが、せわしなく次の記事を追いかけ続ける内にいつの間にか当初のミッションや目的そのものを見失っていることに気がついたんです。

もう一度初心に帰って一つひとつの想いや記事を大切にしよう。そんな原点を立ち返った時、自然と目次ページを作ることを決めていました。

今回作ったお品書きにはこれまでの記事にもう一度命を吹き込み、全ての記事を新たな気持ちで再発信したいという決意を込めました。

これまで2年近くかけ、全力で書いてきた料理(記事)の味は自信を持っておすすめできます。あとはみなさまがお品書きから自分の気持ちに合った一品を選んでいただけることが今から楽しみです。

それでは、一足先にお店(ページ)でお待ちしております!

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