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【旅する米焼酎 SHIRO×KUMA#1】 湯前町の下村婦人会が50年以上造り続ける「市房漬」に働く女性のしなやかさと白岳しろとの絶妙な相性をみた

白岳しろと最高にマッチする究極の食材に辿り着いてみたい…。

そんな壮大なテーマを胸に抱きながら、白岳しろ(SHIRO)に合う絶品食材熊本県内や人吉球磨(KUMA)を旅して探し出す美味しい新企画「旅する米焼酎 SHIRO×KUMA(しろくま)」が今回からスタート!

第1回目は球磨郡湯前町70年以上前に発足した下村婦人会のみなさんが歴史を超えて造り続ける「市房漬(いちふさづけ)」に会いにいきました。

第1回目の絶品食材は「市房漬」

下村婦人会と市房漬の歴史について

下村婦人会市房漬加工組合

今回紹介する市房漬くま川鉄道湯前駅から車で5分程度の「下村婦人会市房漬加工組合」全て手作業で製造されています。

「私たちは、市房漬の保存会ではないんです。」
そう話してくれたのは、下村婦人会で食品加工から自社ネット通販の運営まで幅広く担当する右田エリさん。

婦人会というと「地域女性たちの集まり」というイメージがあるかもしれませんが、下村婦人会は加工食品の売上で従業員のお給料から新製品の開発費まで全てまかなっている立派な農事法人なんです。

お漬物以外に味噌や柚子胡椒など加工食品も抱負

下村婦人会市房漬には、70年以上の長い歴史があります。

戦後の混乱下で人々の暮らしが不安定だった昭和25年、湯前町出身で医者の妻だった山北幸(やまきた さち)さんが地域の生活状況を少しでも良くしたいという一心で地元の女性たちを集めて「下村婦人会」を発足しました。発足時はホウキなど生活雑貨を作って販売していたそうです。

下村婦人会創始者で初代会長の山北幸さん

その後、山北さんが下村婦人会の新たな収入源として農家で余った野菜を買い取って味噌漬けにすることを考案し、昭和39年に「市房漬」として商品化されることになりました。

そして、昭和49年に雑誌「暮しの手帖」の特集で下村婦人会の取り組みと市房漬が紹介されると、全国でも一躍有名になっていったそうです。

昨今、注目されている女性の社会進出農業の6次産業化といったキーワードも、70年前の湯前町では既に実現されていた取り組みだったんですね。

※下村婦人会の詳しい歴史は公式HP内の「繋ぐ」というコンテンツが非常にわかりやすいので、ぜひご覧ください!

大事にしてきた「理念」と「本場の本物」

美しく盛りつけられた下村婦人会のお漬物

女性リーダーとしての山北さんやその歴史が注目されがちな下村婦人会ですが、当会には発足当時から大事にしてきた「理念」があります。

下村婦人会の理念
一、安全であること
二、ごまかしのないこと
三、味の良いこと
四、価格が妥当であること

下村婦人会公式HP(https://shimomura-fujinkai.com/index.php?%E6%A6%82%E8%A6%81

1番から4番まで全て大事にされているんですが、特に3番目の「味の良いこと」という部分には非常に強いこだわりをもっており、今でも昔の味をそのまま引き継ぐのだけではなく、味や容量など新しい世代にも受け入れてもらえるように日々改良しているそうです。

コンパクトに楽しめる「ミニ漬物」

そうした味や原料への妥協なきこだわりが評価され、一般財団法人食品産業センターが設置した審査専門委員会が認証する「本場の本物」Ⅰ種に「市房漬」(平成20年)「市房のきりしぐれ」(平成22年)が選ばれました。

「本場の本物」Ⅰ種
地域で生産された特色のある農林水産物を原材料※として用い、当該地域において伝統的に培われた技術を生かして製造された加工食品。

「本場の本物」公式HP(https://honbamon.com/about/index.html

現在までに「本場の本物」に認定されたのは日本中で58品目。その中の2品目が、下村婦人会から選出されてるんですよ。

市房漬けに貼られた「本場の本物」Ⅰ種のステッカー

現在、下村婦人会で代表理事を務められている福屋真貴子さんは言います。

「普段、熊本県庁やショッピングセンターに販売に行くんですけど、“美味しかった!”といって何度も買いにきてくださる若い奥さんとかもいるんですよ。やっぱり美味しいという言葉が一番嬉しかですよ。」

左から理事の木野さん、代表理事の福屋さん、ネット担当の右田さん

取材の最後に、下村婦人会のみなさんに白岳しろをプレゼント。
今回は取材を快諾いただきありがとうございました!

さっそく、白岳しろと市房漬を合わせてみる

ここまで市房漬と下村婦人会について書いてきましたが、ここで終わらないのが新企画「旅する米焼酎 SHIRO×KUMA(しろくま)」です。

実際に、白岳しろと市房漬を色々な飲み方で合わせていきたいと思います!

真空パックに入っているので保存も安心

開封すると、真空パックに入った市房漬が登場。さっそく盛り付けてみる。

キュウリ、人参、大根、ショウガの4種類

さてさて、まずは定番白岳しろのロック。
通称「しろロック」でいってみるとしますか♪

キンキンに冷えた「しろロック」

まずはキュウリを一口。

一口つまんだキュウリを
すかさずロックで流し込む

う、、うんま!

「味噌漬け」って聞いていたので結構味は濃い目なのかと思ってたけど、口に入れるとかなりまろやかな味わい

でも、しっかりと味噌の風味は口の中に残ってて、その柔らかな味噌の味をキリッとしたしろロックで流し込むのがたまらんですたい!

これは、かなりいいぞ。
次は、人参いってみよう!

色鮮やかな人参を口に運んだところに
すかさず、しろロック!

こ、この組み合わせもすんごい!!

人参はキュウリと違って少し歯ごたえがあって、メリハリが効いた味わいが楽しい!うーん、個人的にしろロックには人参がいいかもしれないな。

だいぶいい感じになってきたので、次は大好きお湯割りいってみる!

お湯割りはお米本来の香りを楽しめる飲み方

白岳しろお湯割りにした瞬間、お米のいい香りがふわっ上がってくるのがいいんですよね。寒い時期の醍醐味ですよ、お湯割りは。

お湯割りにはまずお漬物の定番、大根を合わせてみる。

大根いってからの
お湯割りをぐいっと

うん、間違いない。間違えようがない。

さすがは大根お漬物の王道ですね。今まで食べた3品の中で歯ごたえや味のバランスは個人的にNO1!そしてその主張おとなしめな大根の味わいもお湯割りの香りで引き立ってます。これはみんなOK出す味だと思います。

最後は、今回の目玉。
そう、ショウガいってみます!

最後は肉厚なショウガを
熱々のお湯割りで

噛んだ瞬間に「ザクッ、ザクッ」という素晴らしい音が口の中でしたと思ったら、その直後にショウガの精悍な香りが鼻を抜ける。

そして、いい具合に香りが落ち着いたところでお湯割りを一杯

ふうー。

これは言葉がないな。

こんなに爽やかで味が濃いショウガは食べたことがないです。このショウガにお湯割りを合わせることを決めた自分を自分で褒めてあげたいです。

完食&完飲

あー、本当に美味しかった。

その上で、本日の個人的NO.1は…

「白岳しろお湯割り×ショウガ」!!!

なんといってもショウガの香りが爽やかで濃くて本当に美味しい!
これはショウガ食べたいために市房漬買う人も結構いると思いますね。

というわけで、今回「SHIRO×KUMA(しろくま)」の美味しいラインナップに市房漬が加わりました!

見事認定獲得です!

このコーナーでは熊本県内であれば出来る限り旅をしたいと思っていますので、「これは白岳しろを合う!」という食材があればぜひコメントください!

それでは、ごちそうさまでした。また次回一緒に旅に行きましょう!

本日紹介した市房漬と下村婦人会について

農事組合法人下村婦人会市房漬加工組合
【住 所】熊本県球磨郡湯前町下村3116-3
【電 話】0966-43-3827
【営業時間】8:30~17:00
【定休日】日曜日
【駐車場】有
【公式HP】https://shimomura-fujinkai.com/
【ネット通販HP】https://shop.shimomura-fujinkai.com/
【本場の本物HP】
市房漬
https://honbamon.com/product/14-ichifusazuke/index.html
市房のきりしぐれ
https://honbamon.com/product/20-kuma-kirishigure/index.html

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